11. 皮下鋼線による胸骨吊り上げ法
皮下鋼線を用いた胸骨吊り上げ法は、患者さんを仰臥位にして病側の腋窩に5mmの孔、3箇所から内視鏡下に胸腔アプローチで行う方法です。
【教育講演】
皮下鋼線を用いた胸骨吊り上げ法は、患者さんを仰臥位にして病側の腋窩に5mmの孔、3箇所から内視鏡下に胸腔アプローチで行う方法です。
鋼線による胸骨吊り上げ法での術者、助手、看護師ならびにモニター画面の位置を示します。患者さんは仰臥位、 患側上肢挙上位とします。胸腺亜全摘術が適応となる胸腺腫の方の基本体位です。
実際の皮下鋼線による胸骨吊り上げ法の様子(動画)。
胸腺分割切除の対象となるのは、左腕頭静脈レベルでの胸腺本体部、胸腺上極周囲の脂肪組織、 左腕頭静脈左側下方の脂肪組織の3箇所です。