27. 胸腺静脈処理時の要点(VATS thymectomy)
内視鏡下胸腺手術における胸腺静脈処理時の要点(手術のコツ)。
1. 左腕頭静脈を常時、内視鏡野に入れる。
術者とスコーピストが左腕頭静脈の位置を常に確認し合うこと。
2. 超音波メス先端部から発生するキャビテーション(ショックウエーブ)に
注意すること。
3. デバイスの操作法でブレードの種類とその方向に配慮すること。
4. 可能な限り左腕頭静脈右側からの胸腺静脈処理を先行すること。
【教育講演】
内視鏡下胸腺手術における胸腺静脈処理時の要点(手術のコツ)。
1. 左腕頭静脈を常時、内視鏡野に入れる。
術者とスコーピストが左腕頭静脈の位置を常に確認し合うこと。
2. 超音波メス先端部から発生するキャビテーション(ショックウエーブ)に
注意すること。
3. デバイスの操作法でブレードの種類とその方向に配慮すること。
4. 可能な限り左腕頭静脈右側からの胸腺静脈処理を先行すること。
胸腺腫に対する手術治療
内視鏡下手術の位置づけとそのアプローチ法の選択をフローで示します。
HATS: Hand-assisted thoracoscopic surgery
胸腺腫に対する内視鏡下手術のまとめ
胸腺から左腕頭静脈へ流入する胸腺静脈の処理が成否のポイントである。
内視鏡下胸腺手術には種々のアプローチ法があるが、一方法に固執することなく腫瘍や患者さんの特性に応じた柔軟なアプローチの選択が必要である。